夏の骨格 万引き家族編

2018/08/04 「万引き家族」を見てきた。(ネタバレがどうとか面倒なので以下すべて文字を反転させています。) 血の繋がりのない家族の日常とその帰結、大枠はそんなような話だった。虐待されている子供を近所で拾ってくるのもそれが家族として受け入れられ…

夏の骨格 会話編

2018/08/02 「そういうことを言ってほしいんじゃない」と同居人に怒られてしまった。詳しい内容は省くけれど、言われた通りにしないといけないと思ってつらくなるのだそうだ。そういうつもりで言ってるんじゃないからそんな風に思わないでくれと言ってもどう…

夏の骨格 末節骨編

2018/08/01 今日は体育館でバスケができる日だ。こないだ発見して目をつけておいたのがやっと当日を迎えたというわけだ。わくわくして中に入ると懐かしい光景があった。意外にもバスケ部に所属していたことがあり、一年生のなかで唯一、三年生が引退するとき…

夏の骨格 口蓋骨編

2018/07/31 家に帰ると本が届いていた。現代詩手帖とユリイカと詩と思想の最新号だ。ユリイカの「今月の作品欄」にnoteでフォローしているResuさんの作品が掲載されていた。なんでぼくの詩は掲載されないのだろうと考えたところ原稿を送っていないからだとい…

夏の骨格 大腿骨編

2018/07/30 投稿用の小説について具体的に考え始めた。とりあえずなんのアイデアもないながら期限は二ヶ月しかないのでざっくり計算して一ヶ月毎日一万字書いて残りの一ヶ月で推敲すればいいだろという安易な計画で、わざわざ電車に乗って良さげなコワーキン…

夏の骨格 肩甲骨編

2018/07/29 頭痛にやられて何もできないでいる内に日が変わってしまった。同居人に「きみは頭痛持ちだもんね」と慰めの言葉を掛けて頂いたのだが、ぼくは金持ちとの格差に愕然としてしまった。どちらも生得的な性質であって選択権は与えられていなかった。こ…

夏の骨格 胡蝶骨編

2018/07/28 試験的にiAWriterというエディタを使い始めた。しばらく愛用していたBywordの挙動が久しぶりにおかしくなったからだ。発生しているのは、最大化するとファイルの上の部分が一部見えなくなってしまうという事象なのだが、最大化しないで使うという…

夏の骨格

2018/07/27 13時過ぎに退社した帰りに小説のリングシリーズ(リング/らせん/ループ/バースデイ)をまた入手しようと思ってブックオフに行ってみたら、らせんとバースデイしかなかった。肝心のリングがないのでとりあえずその場で購入するのはやめた。鈴木光…

散らばったわたしの破片で傷つくひとがいる。*1 屋上の縁に立って飛び降りようとしていた女生徒がやっぱりやめて屋上から出ていく姿のあとに、これを読み上げてエーシーなどと流したら完全に公共広告機構じゃんと思った。*2 冬日さんのブログは前から読んで…

かさほた4

傘と包帯 第四集 *1を公開しました。 ブログには書いていなかったけど、昨年の4月から「傘と包帯」というウェブ詩誌をやっています。だいたい季節ごとにやれればいいかなと思っていましたが、昨年は4月、8月、12月と公開できました。4ヶ月ペースです。今年も…

散花集の花序

散花集が100個できました。 記念に散花集の正体をすこし書いておきます。 花は咲いたままではいられません。人間はやがて死を迎えます。存在はそれまでの一時的なものです。確かにそこにいると思える人物もやがて昔そこにいたという空想に成り代わります。人…

日記9:髭

髭が邪魔だ。毎朝出社する習慣が無くなった今となっては髭を剃るのも億劫になってしまった。別段濃い方でもないが一々剃るのは面倒だ。こんなものは寝て起きたらつるんと無くなっていたらよいのだ。一応寝る前にはそのように髭の神様にお祈りしているが一向…

日記8:歌とミザントロープと散花集

夜。月が充血して人間が興奮している中、お嬢さんとカラオケに行った。aikoとかXとかおよそまともな成人男性なら避けて通るようなのを歌ったけど、高いところも予想より楽に出た。腹筋が付いたのかもしれない。じつは12月あたりから軽く筋トレをしていたのだ…

日記7:金と女

あけましておめでとうございます。いままで考えたこともなかったが、この挨拶は年末を無事に乗り越えて一安心という意味合いの挨拶だったらしい。年末に「よいお年を」と挨拶をするのも、うまく年末を乗り越えましょうねという意味なのだそうだ。*1 こんなこ…

夢日記1:猿と同居

猿と同居していた。ふと気づくと猿はたまたま近くに置いてあった電気シェーバーに興味を示し、恐る恐るいじっていた。 ぼくはいつの間にか夢の中にいた。何人かの男女のグループで樹海を探検していた。昔の同窓生のようだった。ぼくはその中の一人と付き合っ…

日記6:虫のいい話

人類の精神を蝕む労働という名の合法ドラッグにまたしても手を染めてしまった。人間が精神と肉体とを併せ持つ生命体であると同時に生と死を乗せた方舟である限りにおいて、労働が適法状態にあるのはとんでもない異常事態であり非常に危険であることは論ずる…

日記5:酔え

ボードレールがなんでもいいから酔えと言っていたのを普段からちょくちょく自分に言い聞かせていた甲斐あって、目が覚めてからも一向に目が覚めないハイな状態が続いている。そのせいで鏡も見ないまま外に飛び出してしまった。外に出ると人間がみんな猿かマ…

日記4:TOKYO DEATH DISCO #13

TOKYO DEATH DISCO #13 に行ってきた。DALLE*1 のワンマンライブだ。 去年の5月にDALLEに出会うまでぼくはこういう音楽を知らなかった。ryoさん(Vocal)の前のバンドが解散してからしばらく情報を追ってなかったけど、彼がこのバンドに加入したことを何かの…

日記3:窓

ここ三日ほど眠り続けている。 もちろん間欠的に起きて活動してはいたが、この三日においては睡眠時間が半日以上に及び、今日においては19時間ほど向こうへ行っていた。察しのいい人には分かりきった話だと思うが、向こうというのは要するに純粋に個人的な…

日記2:誰自身

昨夜は唐突に現れた悪魔的頭痛に参ってしまってここ15年来唱え続けてきた「眠っていれば痛くない」という根暗高速子守唄*1式のお祓いを改めて使わせて頂いた。そんな呪文に何らかの効果があるはずもなくしばらく丸くなって唸っていたが、それまで耐え続けて…

日記1:かなしい僕はウソつきの詩人になる

13時前に起床してカーテンを開けるとありがたい太陽の恵みが馬鹿みたいに照っていて、思わず座り込みねこに擬態して日向ぼこりをしてしまった。日向ぼこりは春でも夏でもなく冬の季語であるが、たしかに冬の季語だったと今日はじめて実感した。 珍しい人から…

「享楽の意義」と「自殺の伝染病」と

たしかアルツィバーシェフだと思った、人間が他人の自殺するのを止めることは僭越だという意味のことをいった。つまり彼の考えではこの世に生きている人間は、少なくとも何等かの意味でこの世を享楽し得ることの出来る人々である、だからそれができない人間…

iPhoneのカレンダーに月齢を表示させる方法

iPhoneのカレンダーに月齢を表示させる 設定すると上の画像のように「Full Moon」や「New Moon」などと表示されます。 手順だけ簡潔に記します。 iPhoneの設定を開く アカウントとパスワード アカウントを追加 その他 照会するカレンダーを追加 http://www.c…

ユニクロのウルトラストレッチスキニーフィットジーンズがよかった件

www.uniqlo.com 講習に行ったら上下黒で揃えて来いと言われた。お金をかけたくなかったのでUNIQLOで購入したのがこのウルトラストレッチスキニーフィットジーンズ。履いてみたらすごくよかったので書いておくことにします。 よかった点 ぐんぐん伸びる シル…

文章を書くのが苦手です。 自分だけが楽しめるものを書くのは得意だけど、他人が読んで楽しいかどうかは正直二の次だった。一般的に、読者目線で書くのが文章作法における基本だということはもちろん知ってはいたのだけど、それがどうも理解できなかった。と…

THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY、通称リミスリ

映画をみた。『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY』。リミットオブスリーピングビューティー、通称「リミスリ」。錯乱した女の現実と妄想と思い出のミックスジュース的な作品です。とっても最高でした。どれが現実で妄想で思い出かっていうのは普通にみてれば初…

ぼくはどこにいる?

無表情ってわけでもないのにどこか直感的に哲学的ゾンビとしか思えない人を見てしまって、それからすれ違う人たちがみんな意識なんか持ってないような感じがしてきてもう取り返しがつかなくなってしまったぼくはひとりだ— 早乙女まぶた (@mabutast) 2017年10…

時間を忘れたい

時間はずっとぼくから離れずについてきている。ぼくが進んだ分だけ時間も進む。時間がぼくを置いていくことはない。時間の一単位をどれだけ細かく区切ってもぼくが存在しない瞬間はない。ぼくが存在しないとき、時間も存在しない。時間とぼくは常に一対一だ…

カイエ

ا 自分とそれ以外(以下、世界と表記する)は関心の糸だけで結ばれている。すべてに無関心になると生きている実感はもはや沸かない。ひたすら無為な時間を過ごす以外に為すすべはなく、底なしの虚無感のほか何ものも見いだすことができない。 関心の強度で生…

日記の書き方がわからない

死体を読むと僅かばかりの物語が溢れる。もうどうなってもいいのかもなという気分を離さないようにしてベッドに寝転ぶ。世界には結局何が生きているのだろう。孤独な部屋にうさぎコウモリが慎ましやかに飛んでいる。あいつとぼくを結ぶと部屋の対角線ができ…