気分25℃

こないだ気がついた些細なことのつづき)

 そんなことを思ったのも束の間、また虚無感の底なし沼にはまり込んでしまった。今も落下しつづけている。何かがあったというわけでもないのが無力感を煽る。何かがあればそれを避けたり改善することによって克服することもできるだろう。でも何もない。どうしようもない。虚無感と無力感が毒のように体中にまわるのをじっと耐えるのみだ。

 そのうちその重苦しい感じがパッと消えて無重力感とともに沼から這い出すのがいつものパターンではあるのだが、この気分の変動が厭わしい。エアコンみたいに気分の設定を数字でできたらいいのに、なんてことを考える。

 ニーチェみたいに強く生きれたらなあ。