密室は夢をみる
意味深なキャッチコピーを思いつくことがある。今日の場合、タイトルの「密室は夢をみる」がそうだ。
いつもちゃんと意味があるのだけれど、それを魅力的に提示するためのストーリーをぼくはまだ作れないでいる。今回に限ればブログタイトルである「悲鳴は密室で」とリンクしているのだけど、これをうまいこと物語で構成できないものだろうか。と思うのだけど、うまくいかない。
物語を作るのは早々に諦めて、むしろこのキャッチコピーを主な武器にした方がいいのかもしれない、とも考える。これまでに何回も考えた。でも物語の魔法は魅力的だ。言葉を魅力的に仕立て上げる。この「密室は夢をみる」だって、物語次第では、誰かにとっての大切な言葉になるかもしれない。「いま、血を流しているところなのよ、パパ」*1や「いいえ、あなただから、あなただから」*2などのようにどうがんばっても忘れられない言葉にだってなれるかもしれないのだ。
それじゃあこうしよう。間をとるという最も安易な手段に頼るのだ。半分だけ諦めて、半分だけ夢を見よう。
密室は夢をみる。あるいは夢をみる密室でありたい。*3