671-680

671 仰向けに近きあやなしアモローゾ

672 乙女座にDear曇りのち飴と無為

673 交差する月と前夜の後日譚

674 第三接触を不幸で遊ぶお転婆や

675 他者に似る記憶色素が目に染みる

676 夏うつつ妹系の嘘を呼ぶ

677 無垢の子や皿にたおれる死を生きる

678 無限円上に助けてを吊す日々

679 約束の日と再会の鬱うらら

680 天庭に瓦礫る海と涙する