681-690

681 黒マリア箱庭美人の十字架に

682 裏切りを孕ます虹の恩寵なり

683 シアワセに呪われし銀一夜です

684 憧れはゆりかご色の廃墟なり

685 俳と詩の魅惑の霊を鳥かごへ

686 淫乱清楚を呼び水に浮く堕落記念日

687 またひとり悪魔婦人が届く朝

688 瓢箪から駒込へ去る前世旅行者

689 切り株や四次元の木の不在かな

690 精密な馬鹿が真っ赤な白を視る