ぼくはどこにいる?

これの続き。
街にいる人がその頭の中にいるとは思えなくなってしまった。
ではぼくは?
ぼくはどこにいるのか?

この身体がぼくなのか?
ぼくの身体はぼくではない。
ぼくの脚はぼくのものであり、ぼくの手はぼくのものである。
要するにぼくが保持しているものであってぼくそのものではない。

ではぼくはこの身体の中にいていろいろなものを感じているのか?
しかしこの感覚もぼくではない。
それはぼくが感じたことであってぼく自身ではない。

ではぼくはその感覚刺激を受けているとされる脳か?
それもぼくではない。脳は意識ではない。 
脳をぼくだとしてしまうとそれこそ哲学的ゾンビ*1になってしまう。

身体も感覚も脳もぼくが所有しているものだ。
ではそれらを所有しているぼくはどこにいる?

ここはどこなんだ?