夢日記1:猿と同居

猿と同居していた。ふと気づくと猿はたまたま近くに置いてあった電気シェーバーに興味を示し、恐る恐るいじっていた。

ぼくはいつの間にか夢の中にいた。何人かの男女のグループで樹海を探検していた。昔の同窓生のようだった。ぼくはその中の一人と付き合っていた。友人が撮影するビデオカメラの前で「あいつはいい体してるよ」となぜか得意げに語り始めた。実際にそんなことを思っていたわけではなく、ただそんな感じのことを前から言ってみたかっただけだった。そのことも言い訳のように言った。その場には当然「いい体してる」と言われた本人もいたが、配慮することも気兼ねすることもなかった。

なにかを発見した。それをどうこうしようとしたら、警察がやってきて怒られた。樹海で遊ぶなとかそういうことを言われたのだと思う。おとなしく引き上げることにして、懐かしい感じのする教室に移動した。おそらくここにいるメンバーが出会った場だ。黒板の前に集まって、撮影したビデオを再生した。それを見てはしゃいだり、追い返されたことへの不満を言ったりしていたら目が覚めた。

何かすごく面白い夢だったと感じて夢の内容を記録していたら、友人が訪ねてきてすぐ出掛けることになった。書いてる途中だから後にしてくれと思ったが、結局はついていくことにした。急いで身だしなみを整えていると、猿が手鏡を持って不思議そうに見ているのが目に入った。まだ使い方を理解している様子ではなかったが、顔面の毛は半分以上無くなっていた。

出掛けてから少しして鍵を閉めるのを忘れていたことに気づいた。友人には先に行っててもらい一旦家に戻った。ふと猿が何処かに行ってしまう気がして、様子を見にいった。猿は完全に鏡を使いこなしていて、ケミストリーの黒い方みたいな感じに毛を整えていた。「ぼくが帰るまで外に出るなよ」と声をかけると、当たり前のように返事が返ってきた。「でるよ」。ぼくは猿が流暢な日本語で返事を寄越したことにではなく、本当に家を出るつもりでいたことに驚いた。「たのむよ」「やだよ」「どうしたらいい?」「原宿に÷€€€があるからそれを買ってきてほしい」「買ってくる間にいなくなるじゃん」「そうだよ」「どうしたらいいんだよ」。こうしている間にも先に行かせた友人のことが頭にあって気が焦っていた。猿とのやりとりは平行線のまま埒が開かないので「絶対に外に出るなよ」と言って友人の元へと急いだ。きっと猿はすぐにでも出かけるだろうと思った。