基本的人権

2018/11/28

エリクソンの今日の分を終わらせて、シーシャを吸いに行った。途中トイレに行くと店員が中で作業をしていた。タイルの張り替えをしているらしい。中断させてしまったので、出る時に「すんませんもういいですよ」と声を掛けると「いいよいつでも使って、基本的人権だから」と快活に返された。人権があると便利だなと思った。眠くて約束をすっぽかす場合や、やる気がなくて就活をしない場合や、単に働きたくない場合など、強いて「基本的人権だから」という理由で許していくと世の中に人権という概念が広まっていき、最終的には何も意味しない言葉になってよいと思う*1

帰り際に「髪型変えたんですけど胡散臭くなりました?」と聞いてみたら、「以前よりそれらしさは増したけど、見て胡散臭いなあと思うレベルではない」と言われた。ここ最近はめずらしくいろんな人に会っていて「無の人」だという評価をされることが多かった。胡散臭さが増したら謎が深まり、無もより深みのあるものになるだろうと思う(のでそっちに寄せたい気持ちがある)。

帰ってきて上妻世海の「制作へ」*2という真っ赤な本を読んでいたらラインが来た。「わがままになる」というので「そうしよう」と答えた。「わたしのどこが好き」というので「素直なところ」と答えた。食欲はなかったけどお菓子を食べたらもっと食べたくなってしまった。

*1:どんな時にでも使っていけばじきにそうなるはず

*2:

制作へ 上妻世海初期論考集

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