アート

ルーヴル美術館展 愛を描く

# 作品 40 マリアーノ・ロッシ『聖アガタの殉教』(1785-86年頃) 画面中央の上半身を裸にされている女が聖アガタ。キリストに身を捧げ、異教の神に従うことを拒んだために、乳房をひきちぎられたという伝承があり、その準備をしている場面が描かれている。ア…

塩田千春展:魂がふるえる

#20190913 @六本木 森美術館 「塩田千春展:魂がふるえる」を見てきた。美術館を巡るのは嫌いな方ではないが、実際に赴いてみても宣伝に使われている写真以上の体験ができるような展示は稀で、人の多さに疲れて帰ってくるだけみたいなことも少なくない。この…

20190810さめほし個展「ショートケーキのうみで目が覚めたら」

#20190810 @新宿眼科画廊 さめほしさんの個展「ショートケーキのうみで目が覚めたら」を見てきた。昨年10月の「One Scene」*1ではすこし違うタッチに挑戦していたが、今回は従来のさめほしさんらしい作品に仕上がっていた。 色彩感のよさ これまでは流体的な…

20190123小野祐次個展「Vice Versa ‒ Les Tableaux 逆も真なり−絵画頌」

2019/1/23(水)に六本木ShugoArtsにて小野裕次の個展「Vice Versa ‒ Les Tableaux 逆も真なり−絵画頌」*1を見た。 展示されているのは、絵画を自然光の下で撮影するという手法で作られたタブローシリーズだ*2。自然光ということで、室内においては現代の人工…

涙液の記憶としてのノスタルジー 〜さめほし個展「OneScene」に寄せて

彼女は何を見ているんだろう?これが昨日ぼくが新宿眼科画廊に足を踏み入れて真っ先に抱いた疑問だった。 昨日(2018/10/26)からさめほしさんの個展が始まっている*1。新宿眼科画廊のMスペースに展示されていて、中の様子は外からでも見える。入り口がガラ…