AIおばさん

2018/12/03

今朝通勤中に違和感のある出来事に遭遇した。ぼくがいつもの道を何気なく歩いていると前方の何もない道の途中におばさんが突っ立っていた。おばさんはなぜかぼくの方を見ていた。いつから見ていたのだろう。同じ姿勢でじっと見ている。気にしていてもしょうがないのでそのまま歩いていると当然距離がどんどん縮まってくる。おばさんはまだこちらを見ている。もしかしてなにか言いたくてぼくが近づくのを待っているのか?そんなわけないよな、でも近くを通るのやだなあと思っていたら突然おばさんが前方に向き直って歩き出した。この時の違和感をどう説明するべきか悩むが、その瞬間にゾッとして全身に鳥肌が立ったことは確かだ。率直な感想を述べると「操られている」と感じたのだ。おばさんは自分の意思がないRPGの村人のような存在として、ぼくがある地点まで進んだら前に進むように作られたキャラクターだったのではないか。おばさんはきっと、ぼくがそこにたどり着くまであの場所にいた。あの場所でずっと後ろを見ていた。ぼくが出社拒否でもしていたのならいつまででもあの場所に突っ立っていたことだろう。