個人日誌2021/01/05

仕事はじめだった。休みの間は読書をして、映画を見て、詩を書いて、ブログを書いて、それでもまだ余裕があった。今日は夜からのスタートだからやっぱり時間がない。とはいえ、今日もひとつ形にできた。

今年は詩を投稿しようと思っている。しばらく投稿はやっていなかったが、結局ぼくの関心は詩にあるということに気づいたからだ。それに締め切りがないと何も書けない。昨年はそうだった。特殊な仕事をしていてそれなりに時間はあったはずだが、誘われた合同誌やネプリのためにしか書いていない。自分で始めた「傘と包帯」さえできなかった。

目的もなく書くことで内面を深いところまで掘り起こすことができるのではないか、という考えがいまのぼくの関心としてある。おそらく年末に読んだ『シュルレアリスムとは何か』*1水晶宮からの脱出』*2地下室の手記*3が影響している。自動記述の話や、関心を至高の価値とする主張や、生の非合理性のイメージなんかがぐちゃぐちゃに混ざり合った結果だろうと思う。普段は余計な通念に邪魔されて出てこないような言葉が出てきてほしい。そのために今年はなるべくたくさん書こうと思っている。このブログもそれの一環でやり始めた。だんだん面白いものが出てくればいいと思う。

ぼくに熱心な読者がいるわけでもないが、少なくともぼくだけは自分が書くものを楽しみにしている。

*1: 

シュルレアリスムに関心がある人はとりあえず読んでおいて損はない。ぼくの場合は、それまでぼんやりしていたシュルレアリスムのイメージにひとつの軸を立てることができた。

シュルレアリスムとは何か (ちくま学芸文庫)

シュルレアリスムとは何か (ちくま学芸文庫)

  • 作者:巖谷 國士
  • 発売日: 2002/03/01
  • メディア: 文庫
 

*2:

まともに読んだのはたぶん二回だけど、しばらく前に初めて読んで以来、ちょいちょい拾い読みしていた。シュティルナーに関心がある人にとっては面白いと思う。

*3:

おそらく四回くらいは読んでいるはず。上の『水晶宮』を読むと決まって読みたくなる。またそのうち読むことになる気がしている。

地下室の手記 (光文社古典新訳文庫)