2013-01-01から1年間の記事一覧

皇帝

運命の下をさまよっている人間が、運命の上を歩んでいるぼくの目の前に現れるとき、ぼくはそれを排除しなければならない。この運命の中ではぼくが皇帝なのだ。それを忘れてはならない。爛れた凡俗にぼくの運命を汚させはしない。

小さな夜の曲と星空写真

モーツァルトのアイネクライネ*1を聴きながらきれいな星空の本*2を読んだ。すごくマッチする。聴けば聴くほど夜空に合うなあ。第2楽章のヴァイオリンが特にやさしくて綺麗だ。しばらく聴こうと思う。 *1:モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク(カ…

奇跡

奇跡を見ている。誰もそれを奇跡だと認識していないけれど、それもまた奇跡の一部だ。

世界の終わり?

世界が終わらないかなって考える。明日の天気を気にするくらいの気安さで。 いや、実はもうとっくに終わっていて、ぼくが追いついていないだけなのは知っている。過去と未来は現在と同時に存在しているのだ。縦と横と高さが同時に存在しているように。 だけ…

運命をつくる

いけない。このままでは生活にとり殺されてしまう。運命を生きなければ。そして運命をつくるのだ。

メロディ

言葉に魔法をかけるにはメロディという方法もあるよ。

神さまになる

偽物の神さまになって、本物がいないことを証明しよう。

どうせ

わたしはどうせ生まれてしまったよ

自由の証明

すべては運命によって決まっているがゆえにぼくは未来を知らない。ぼくが作る未来ではないからだ。そして運命はぼくの意思を一切反映しない。だからぼくは何も選ぶことができない。だが、その選択の余地のなさがぼくの自由なのだ。 それを感じるのが俳句だ。…

第四夜

金縛りにあった夢を見た。 最近は夢をはっきり覚えていないことが多くて、明晰夢を見るための意識も薄れてきた。夜に期待をかける日中の過ごし方ができていないという方が当たっているかもしれない。なんにせよ、明晰夢にリソースを振り分けるための心理的余…

決まっているだけ

ぼくがもう助からないことは確実である。ただしそれも、ぼくが悪いせいで引き起こされる悲劇ではないと確信することによって無意味化される。善くも悪くもない。ただぼくが助からないだけだ。そう決まっているだけなのだ。

慣れ

現実をフィクションとして受け取ることに慣れてきた。 ——こうして文章を書いているぼくはいわゆる自我である。そしてこれを書きたいと思っているのは自我ではない。書きたいと思わせられているのが自我である。分かりやすいのが気分で、自我にはどうすること…

運命という密室にて

ぼくが話す言葉はいずれにしろ誰にも届かない。どれだけ思いを込めても、どれだけ巧妙に話したとしても届かない。誰にも届かないから密室なのだ。密室に反響するのが主観的に悲鳴でなくなったところで結局のところ悲鳴にしか聞こえない。ただしそれを聞いて…

戦争を知らないぼくたち

戦争を知らないことが悪いのなら戦争を始めたらいい。戦争が終わってよかったと思うのなら戦争を知らない子供が増えることを喜べ。そうでなくてはおかしいだろう。

密室は夢をみる

意味深なキャッチコピーを思いつくことがある。今日の場合、タイトルの「密室は夢をみる」がそうだ。 いつもちゃんと意味があるのだけれど、それを魅力的に提示するためのストーリーをぼくはまだ作れないでいる。今回に限ればブログタイトルである「悲鳴は密…

思いつき

ふと思ったのだけど、ニーチェの発狂はひとつのゴールだったのではないか。ニーチェという運命がこれ以上進めない到達点が「この人を見よ」だったのではないか。 証明可能な命題ではないので、深く考えず、単にニーチェという人物に向けるぼくの勝手なまなざ…

いま振り返る5名の偉人さん

ぼくの価値観をぐにゃりと異次元形にねじ曲げてしまった偉人さんの紹介です。 一人目 小川洋子さん 二十代前半の前半くらいのときでした。その頃のぼくは就職した会社を辞めて、アルバイトを始めていました。この先の未来になんの希望も展望もありませんでし…

休息

なんにもないのに泣きたくなることがある。今日がそれだった。無理はしないでおこうと思う。

言葉を見つける遊び

「行かないで夜には記憶消えちゃうの」 以前、この句をつくったのだけど、ちょっと変えるだけでもっと良くなることが判明した。 「いかないで朝には記憶消えちゃうの」 この方がずっと良い。俳句って定型で十七音しかないからちょっとの変化が大きな違いにな…

昔の日本の日本ぽさ

町家の娘 妾のやうなお多福だと、将軍様がお笑ひになるだらうよ。 町家の下女 何、そんな事がございますものか。屹度江戸中の男が戀病にかゝって了ひます。 (「象」『谷崎潤一郎全集 第一巻』/谷崎潤一郎/中央公論社/昭和56.5.25) 谷崎全集はおとといか…

適材適所

俳句をブログにアップするのはやめることにした。なんだかここじゃないなという感じがしてきたからだ。俳句は作り続けていきたい。奥深い世界だ。いつか俳句で一冊本を作りたい。 俳句も含めてこれからぼくが創作したものは、相応しい場所に発表して行こうと…

カードの意味

カードの意味がなかなか覚えられない。 デイリー・フォーカス・カードという一枚だけドローする方法があるからそれを毎日やれば少しずつでも覚えられるかなと思っていたけれど、やっぱ自然には覚えられないみたいだ。一枚一枚暗記するのにどういう方法がラク…

第三夜

状況 お盆休みを経て、さらに生活リズムは悪化している。 日曜の夜は一睡もできず貴重な一夜を無駄にしてしまった。月曜日は徹夜後だからすぐ眠れるだろうと思って早々に布団に潜ることにした。その企ては成功したのだけれどその先がどうもうまくいかない。…

第二夜

状況 生活リズムはまったく改善されていない。むしろ悪化している。お盆休みに入ってからは、朝方就寝→夕方起床のパターンになっている。そのせいか夢も覚えていなかった。ただ今日はものすごくうっすら覚えていた。ノートにメモろうとしたけれど、大半が自…

タロットはじめました

タロットを覚えようと思い立ってライダー版のデッキと完全マスター タロット占術大全という本を購入した。タロットって漫画とか小説とかではそれなりに見慣れたモチーフだったしオカルトなイメージもあって、以前から多少の興味はあった。それでここ最近の精…

第一夜

現状 こないだ明晰夢を見るって書いてから全く夢を思い出せなくなってしまった。おそらく生活リズムが乱れているせいだろうと思う。ここ最近は就寝時間が遅くなり、それによって睡眠時間が短くなっていた。 夢を見ているのは、眼球が急速に動いているレム睡…

無音生活

音をシャットアウトして観察してみる。*1完全なる傍観者として透明人間の目で世界を眺める。ちょっとだけ楽しい違和感。透明人間というよりも、いま地球に降り立ったばかりの異星人みたいな感覚。見慣れた場所も新鮮でコンビニに入ると人がいて不思議に感じ…

第0夜 夢ダイバー見習い

序 最近、スティーヴン・ラバージ著『明晰夢―夢見の技法』を読んだ。 どちらも今年だがエルヴェ・ド・サン=ドニ著『夢の操縦法』やクリストファー・ノーラン監督『インセプション』を見ていたし、それ以前からも多少明晰夢に興味があってネットでちょっと調…

新しきは古きを殺す

青葉の一撃 EDDA は投げり凪げり 加藤郁乎「球体感覚」より 準備 青葉の青は異体字。 EDDA=古代北欧の古典。8〜11世紀のものと13世紀のものがある。前者は神話詩・教訓詩・英雄詩からなる。後者は、散文による作詩の手引書。 考察 この句を散文に直す…

メモ

臥所=夜寝るところ。寝床。 ベギン=イスラエルの政治家。1977年リクード(右翼連合)を率い首相となり、79年に平和条約を結び、エジプトとの戦争を終結させる。 新発意=しんぼち。①新たに悟りを求める心を起こすこと。②僧になったばかりの者。仏道に志し…