短篇小説

1421 バベルの図書館30 逃げてゆく鏡

ずっと読もうと思っていた。たぶんパピーニの名を知ったのは辻潤からで、そこから計算すると、かれこれ10年くらいは経過している。辻潤の「にひるの漚」*1にパピーニの自叙伝が引用してあった。*2 よほどお気に入りだったらしく、パピーニを指して私の親友と…