2013-01-01から1年間の記事一覧

興味の発掘

にわかにタロットに興味が出てきた。公園の片隅にただならぬ空間を作り出してタロットカードを広げている自分の姿を幻視してしまったのがきっかけだ(歩いていたら突然見えた)。 そもそもオカルトには興味があった。奇を衒ってとかレトリックとしてとかでな…

メモ

ジンテーゼ=総合命題。テーゼ(命題)とアンチテーゼ(反命題)を総合的に一つのテーゼとして説明できること。ある考え方とそれに反する別の考え方を用意したとき、一歩高い視点から見てそれら共存させるように提案される新たな考え方のこと。 ジンテーゼと…

読書メモ

據る=拠る メスメリズム=暗示療法 ポテンツ=能力。特に、男性の性的能力。精力。

気分25℃

(こないだ気がついた些細なことのつづき) そんなことを思ったのも束の間、また虚無感の底なし沼にはまり込んでしまった。今も落下しつづけている。何かがあったというわけでもないのが無力感を煽る。何かがあればそれを避けたり改善することによって克服す…

こないだ気がついた些細なこと

歩いていて見える景色が違うなって思った。すぐにピンときた。目線の高さが違う。これまで足下しか見ていなかった。今は自然と前を向いて歩けるようになった。 それって相対的に以前より世界を下に見ることができているということだから、ちょっぴり嬉しい。

「人生をぶち壊そう」というスローガン

「人生をぶち壊そう」と考えたのは、ひとつの逆襲でした。 現在のぼくの環境は比較的恵まれている方だとは思うが、自信がないということはどんなに恵まれた環境にあってもすべてを台無しにしてしまう。褒められても優しくされても感謝されても、過大評価をし…

趣味は遺書を書くことです

貴族になることを決心したので当面自殺する予定はないのだけれど、当然のことながら死なない予定もない。単に趣味のひとつということもあって遺書について考えない日はここしばらくなかったのだけれど、やっと最高にカッコいい文面が分かった。 そこに至るま…

郁乎メモ

鹽=塩の異体字 こごる=凝る=① 水分を含んだものが冷えて固体やゼリー状になる。② 手足がかじかむ。 山巓(さんてん)=山頂 閒=間の異体字 閒腦=間脳(かんのう)=大脳半球と中脳の間にある自律神経の中枢。 異体字の調べ方が分からない。漢和辞書なん…

未貴族の決めごと

貴族になるためにニーチェを読んでいる。ここでいう貴族というのは家系だの血統だのということではもちろん無く、精神性に限っての話である。未貴族である現状で余計なものは不要なので客観性も考慮しない。ぼくが貴族を実感できればひとまず成功だ。 まずは…

ぼくの俳句

ぼくが加藤郁乎から第一印象的に受け取ったものは「日本語を内側から拡張している」感覚である。 外側から拡張するならば、比較にならないくらい容易だ。appleをアップルにしただけで完成なのだ。appleを日本語とは言わないが、アップルは日本語である。外国…

嘘つきだらけの庭で 本当の話をしようよ

ぼくの話はぼくにしかできないので、できるだけ書き残したい。月に一度くらいは何か書いていきたいと思う。 嘘つきが嘘つきに向かって本当の話をするとき、世界は変わるのだ。

スティーブン・ジェイ・グールド『ワンダフル・ライフ』

バージェス頁岩で発掘されたカンブリア紀の奇妙な生物をめぐる研究がもたらした進化観の大幅な見直しが本書のテーマ。ただしまえがきで触れられているように、大きなテーマよりも細部に注目したい。 そして空想するのだ。5億年前の世界はどんなだったろう?…

奇跡のクラーク・コレクション —ルノワールとフランス絵画の傑作—

三菱一号館美術館にてクラーク・コレクションを観てきた。この絵画展は、アメリカ北東部マサチューセッツ州にあるクラーク美術館の増改築に伴って、2010年より世界を巡回している同美術館のフランス絵画のコレクションが日本に上陸したものだそうだ。(…

自動人形

「わたしの生命を剥奪して人形に還して」という願望は自殺者の心理とは異なっている。自殺までは距離がある。だから大丈夫だ。

予測と予知を混同して思い上がらないための信仰

どうもわたしは決定論を信仰しているようだ。散歩の途中でふと気がついた。決定論が正しいと信じているのではなく、宗教家における神のように、祈りのように、信仰しているのだ。仮に科学的に誤りであると証明されてもなお、わたしは信仰をやめないだろう。…

睡魔ちゃん

強力な睡魔によって昨晩から12時間ほど人事不省の状態に陥っていた。たしかにとんでもなく疲れた気はしていたのだけど、なにがそんなにわたしを疲らしめたのだろうと考えてもよくわからない。Sleep Cycle*1によるとここ2週間は平均して8時間は眠っている…

余白の楽しみ

けさ歯を磨いている時に唐突に気がついた。わたしは生活を義務化してしまっている。厭わしく思うのは当然だ。時に苦しくなるのも当然だ。でも本当は義務じゃない。どうしてもそうしなければならないわけではないからだ。 生活を楽しむための余白はたくさんあ…

写真家・谷敦志 20年の軌跡+新作展

谷敦志展をやっているということで、渋谷のポスターハリスギャラリーに行ってきた。リンク先のやたらつやつやした機械的な近未来感とデカダンスの融合みたいな画像に興味をそそられたのだった。 薄暗い和のテイストなんかもあったり、全体的に白っぽくて解放…

錯覚の効用

世界はどこかで終わっていて、ぼくら(自意識を保ち得る存在すべて)がまだそこにたどり着けていないだけなのかも知れないなあ、などと朝日の下で考えていると、自分なんてすでにどこにもいないような気になる。このたった一文だけでくっきり矛盾を指摘出来…

土曜日の救い

せっかくの土曜日。なんて長いこと思っていない。どうせ何もできないまま終わってしまうからだ。体力がなさ過ぎるのだ。エネルギー不足は解消される兆しを見せない。外には出たくないし、ごはんを食べるのでさえ面倒だ。せめてもの情けでお風呂には入った。…

エネルギー不足

何も出来ない。出来る気がしない。面白いと思った本*1でさえちょびっとだけ読んで続きに手を伸ばすことが出来ないのだから、他に何が出来るとも思われない。 何も出来ないながらも、他者*2にエネルギーを割くのは無駄だなあという考えがぼんやり浮かんだ。ほ…

008 朝

高架線の下の薄暗い道を歩いていた。路肩には数台のトラックが停まっている。運転席には背もたれを倒して仰向けになっていたりハンドルに覆い被さったりして眠っている人の姿。見慣れた光景。いつもと変わらない朝が始まっていた。 寒い道を縮こまって進む。…

シャルル・フーリエ『四運動の理論』

読後一日経ってふっと思いついた。フーリエってもしかして狂人ではなくてスケールの大きな皮肉屋だったのかな。わざと世間に受け入れられないような説を唱えることによって「ユートピアなんて、文字通り存在しないよ」って言っていたのかな。 そうやって他の…

図書館の自由に関する宣言

もう去年の話になるのだが、図書館に行ったときにふと目にした掲示物に感動した。帰ってきてインターネットで検索したらそのまんま全文が載っていた。全文ここに載せたいところなのだけど著作権がどうなっているのか分からないので、以下に一文だけ引用しリ…

日本文学を読む

年末も年始もなく家でだらりとしているのだけど、年が変わったということで、これからの一年で何を読もうかなあと考えた。 読みたい本はたくさんあって全部読めるなんてとても思わないので、もう割り切って今年は日本文学だけに焦点を当てて読んでいこうかな…