2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧
○単行本 『夢の棲む街』 早川書房 1978年 → 『山尾悠子作品集成』に収録 『仮面物語――或は鏡の王国の記』 徳間書店 1980年2月29日(2刷1980年6月15日) 『オットーと魔術師』 集英社 1980年8月15日(2刷1982年7月25日) 『角砂糖の日』(歌集) 深夜叢書社 1…
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4・13 〔身体という〕この密な接合の中に入った自己、それを見い出し、それに目覚めている人、彼は、一切の作者である。なぜなら、彼は一切を作るものであるから。世界は彼のものであり、彼は世界そのものである。 (ブリハドアーラニヤカ・ウパニシャッド …
631 朝が降る箱庭街に蓋をする 632 病みつきが絶望化女の舌を飼う 633 陽の光よくある地獄会を閉ず 634 夏が咲くアナザー桜の夢ひとつ 635 蜜百合が絶対王政に死をねだる 636 開花なき花泣く中で揺れる朝 637 奇瑞なる光としての水が落つ 638 空蝉が半透明を…
「——閣下、地上の楽園とはこの広大な世界のなかにただひとつ存在する、自然が全く誤りを犯さなかった小さな場所です。それは神が生きながら埋められる前に創造した、最後にして最高の作品です。それは全ての罪と全ての栄光を受け入れ、それらを少しずつ永遠…
深夜徘徊のお供にデジカメが欲しいと思って調べたらRICOH GRが評判が良いみたいだ。だけどちょっと高いなあ。手に入れたら錯乱的な写真を撮影しようと思う。錯乱的な俳句と詩と組み合わせるのも良いかもなんて空想している。*1 最近は物欲が際限なく湧き出て…
621 初雪が初恋溶かし冬来たる 622 深海を時計に伏せて遅るる日 623 雪ひわず初夏借りきても真白きや 624 球体の若葉ただれし後の世も 625 人魚歯す師走サンタへ鬼ごっこ 626 天窓の開く天から水を垂る 627 忘日の某忌み月の階段を 628 錯覚の鶴黄泉返す白昼…
まさかの中途覚醒をやってしまった。しかたがないからこの夜に魔法をかけてあげましょう。どんな魔法がいいかな。
かくなるうえは とことん うそぶくばかりだ いばってもいい くるってもいい やぼよりましだ と (矢川澄子『行余りのソネット』より) 最近は早く寝よう早く寝ようとそのことばかり思っているのだけれどこれが意外と難しい。目標としては20時就寝6時起床の10…
今日は仕事をさっさと終わらせてプラネタリウムバーに行くつもりだった。気分転換にでもなればいいかと思ったからだ。暗闇とすこしの光がぼくのくだらないエゴを霧消してくれると思ったのだ。 「おまえは光を目撃するだけの視覚であり、それ以外の何物でもな…
4・2 それは恐れた。単独でいる時に人は恐れる。そこで、それは考えた——「わたしと別のものが存在しないのに、わたしは何を恐れるのか?」と。まさに、それから、それの恐怖は消え失せた。実にそれは何を恐れるべきであったのであろうか? 恐怖は、まことに…
611 瑠璃色を子猫結びに花す揺れ 612 存在が揺らぐ少女の天使二号 613 神国に魔女遡る日は大和撫子 614 愛情は演じる夜のスタイルへ 615 悪趣味の共食いを狩るカリスマ師 616 最初期は弱者独裁の孤独なり 617 あらあなた人間未遂の方かしら 618 恋のぼり空の…
601 首吊りがちいさな愛のアムネジア 602 静けさがうなる初夏には孤独休みを 603 いたいけな他人時代をやり過ごす 604 リリカルな思い出半を全否定 605 窓越しに水面星座を流転する 606 永劫が夜をたどって弓をひく 607 あのときの欠片がひとつ、あなたです …
現代詩手帖の1974年4月号が届いた。ここでもお目当ては加藤郁乎。「霊的言語」なる文章を寄稿していることを知ってしまっては見逃すことができなかった。そしてまた積みあがる本の塔。どこかに読書週間を設けて嵩を減らしていくことにする。
現代俳句全集の第一巻が届いた。1977年9月5日第1刷発行。赤尾兜子/飯田龍太/石原八束/上村占魚/加藤郁乎/角川源義を収録。帯に「現代文学の前進を担う一分野として草田男・波郷・楸邨・三鬼以後の現代俳句の成果を問うアンソロジー。初期から現在に至る…
591 花姫が散る天使城の人見知り 592 いたずらの祈り未満を叶える 593 からだとかこころだらけだここはどこ 594 神の子はウイルス入りの双子だよ 595 存在の地下世界から挨拶を 596 七色のまぼろしが凪ぐ冬の空 597 ヤミネコが泣く左手の薬指 598 狂人と窓し…
581 挿絵から殺されるまで詩人する 582 かくれんぼかわいげのない青つくる 583 思い出は忘れるからね灰してね 584 暗闇で泣く夜明けから光だよ 585 夜明けまでずっとを果たす自己麻酔 586 ネガってもどうせを開く朝が来る 587 一度目のすべてのきみが答えだ…
571 折り鶴がしあわせこめてすれ違う 572 夢を摘むかわいい悪事の凡人や 573 暗号を月の心の点滅へ 574 またあした好きなふりして好きになる 575 白うさぎ星の眩暈の過去に住む 576 思い出に愛と祈りを投げ入れる 577 ひとしずく光はずっと道の上 578 信じれ…