2014-01-01から1年間の記事一覧

メモリ解放

たとえば目の前に置かれた箱ティッシュも見えている面だけが世界の内側であり、見えていない面は世界の外側なのだった。見えていない面はほんとうにあるのか? 見てみなければわからない。見えていないだけだろ無いわけがない、と考えるのは当然の話だが、そ…

クリスタルメメント

いま現代詩手帖に定期的に詩を投稿しているのだけど、投稿しないで残っているものがあるので、投稿しなかったものの保管所としてブログ*1をつくった。 実のところ自分のスタイルがまだよくわかっていないから、それが固まるまでは続けたいなと思っている。 *…

短歌の解説です。

解説を希望されたのでキュバル氏(@16hu_)主催の第11回短詩会に投稿した短歌作品の一つを解説します。まず当該の短歌と選評を。 孤児院に並ぶぼやけたハピネスが古いえいえんのしるしでした 選:これって、冬らしい言葉出してないのに、12月のイメージが出…

過去という悪霊

過ぎたことをくよくよといつまでも悩んでしまうことがある。しかし悩みたくて悩んでいるわけではない。さっき送ったメールの返事がなかなか来ないからって「なにか気に障るようなことを書いてしまったんじゃ」なんて考えてもしょうがないことくらいわかって…

永劫回帰

たまに運命が見えることがある。ずっとその状態を維持できるなら悩むこともないのだろう。たぶん永劫回帰の思想を強烈に自分のものとして感じ続けられればそれは可能なのだと思う。覚えておこう。 じつは簡単な話だった。詩で人生を台無しにしてやろうと決め…

2001年の7月22日は日曜日でした。

躁の終わりにはいつも思い出すことがある。二階堂奥歯のある日の日記の内容だ。*1 あ、終わったんだ。って一瞬思ってしまったらそこからはもうごまかせなくなる。全身を覆い尽くしてしまう。マリオはもう無敵じゃないし、ユミちゃんは発作に見舞われる。ぼく…

洗脳

大森靖子さんのアルバム*1が届いていたので聴いている。タワレコの特典CDをiTunesに取り込んだら「Relaxation CD」とかいうタイトルをつけられてしまったあげくアーティスト名が「David Elam」となっていて何かの間違いかあるいは潜在意識をごにょごにょする…

なにもかもがめちゃくちゃになって過去も未来もなくなったときに「これがぼくの物語だ」って言うんだよ。

下北沢にて'14に行ってきた。

「下北沢にて」とは? このイベントについて説明すると『THEラブ人間が主催、企画、制作まですべて行うライブハウスサーキット型イベント』ってことになります。 「下北沢にて」とは? | 下北沢にて'14 こういうイベントに参加したのは初だった。下北に行っ…

DIAURA「Triangle」を購入した。

今日は雨降りのなか新宿を散歩してきた。ついでにタワーレコードにてDIAURAの3枚目のアルバムを購入した。 アルバムが出ていたのは知っていたのだけど、配信されるかなと思ってあえてCDを買うことはせず暇さえあれば iTunes Store を覗いていた。その甲斐も…

家に帰る

どこにだって行けるはずなのにいつもこの家に帰ってきてしまうそれがしあわせなんだっけ?ひとつわかるのは帰る場所がないことがどことなく不幸せっぽいということそれを避けるためにここに帰る生きるってそれだけのことそれだけのことがかなしい

ベロニカ都登 個展 “Sick the irony”

来年早々ベロニカ都登さんの個展が開かれるようです。少し興味があります。 期間 2015/1/20 - 1/25(全日程入場無料) 場所 The Artcomplex Center of Tokyo(アートコンプレックスセンター) ■東京メトロ丸の内線「四谷三丁目」駅 出口1より徒歩7分■JR総武…

大森靖子の続・実験室を見てきた。

こないだの日曜日、新宿ロフトプラスワンで大森靖子を見てきた。はじめて行く場所だったからびくびくしながら入っていくと予想以上にステージとの距離が近い。ドキドキしてきた。ここに大森靖子が立つのだ。ステージ正面にはテーブルと椅子が比較的並んで置…

本日も存在しました。約束ですから。

文学フリマに参加しました。

本日は第十九回文学フリマの開催日でした。文月悠光さんの詩やエッセイが載っているのがあるということを知って、ひとまずそれ目当てで参加することにしました。(ご本人も参加されていて、エスカレーターのあたりですれ違った際にうっかり見惚れてしまった…

購入した本

未読本がすぐ積み上がっちゃって、いざ読み始める頃にはなんでこの本買ったんだっけとなることが多いのでメモします。 ① 『ボードレール全詩集 第1巻』(ちくま文庫)*1 「悪の華」目当て。『悪の華』は角川文庫(堀口大學訳)ので二回読んだんだけど、そん…

詩は生きることであり、個とは表現である。

やがてわが二十三歳の冬、家産の没落を告げて、遊学の費は絶えた。働きながら学業を続けよう意慾は、すでに大学の講義から得るものを失つてゐたので、何んの未練もなく絶ちきつた。明日から私は何をして自活しようか思ひ当たらなかつた。《ようし! 詩を書か…

世界一やさしいメールを無力化するもの

本当はね。 本当の本当はね。 世界はあなたのことを愛しているよ。 あなたの周りの人々も。 あなたの周りのお人形たちも。 あなたは知らないだろうけど。 あなたは決して信じないだろうけど。 だから愛しい人、 あなたが幸せでいられますように。 あなたが世…

薄暗い教会で、

ピアノの弾き語りをやりたいなあと思った。どこかに借りれる教会はあるのかな。異空間性が高ければ高いほどいいな。人通りがないとか、森の中にあるとか、そういう場所。ピアノはまだ弾けないんだけどね。映画みたいにピアノを自由に使わせてくれる教会なん…

はじめまして

何もかもが終わってしまったときに、そこに立ち現れる世界に、はじめましてと言いたい。まるではじめから何もなかったように、はじめましてと言いたい。そしてそれはいまでも構わない。 すべてを終わらせることは自分だけでもできるだろう。まったく新しい世…

ぼくであるために

結局ぼくはぼくにしかできないことをやりたい。それだけがやりたい。余計なものは削ぎ落としたい。いまはノイジーな詩をうたうこと以外が余計なものに見える。ぼく以外の価値基準による良し悪しはもはや関係ないし、ぼくにしかできないことがやれているのな…

691-700

691 半孤独誓ってチャチな憂鬱だ 692 鉄棒に不幸の手紙はまわるかな 693 移調する雨天中止の片時雨 694 追想の上をうろつく犬を飼う 695 からっぽの旅に旅する詩集かな 696 ひらがなになりてはあしとつけかえる 697 忘れたい感情線を這うひつじ 698 合鍵は秘…

悪い癖

いまさっき突然図書館ごっこに飽きた。で、ブログをまるごと削除しようとしていた。飽きるとそれまでやっていたすべてをなかったことにしたくなる。ああこれは悪い癖だなと思ったのだけど、それが悪いってどこで判断したんだろうか。改めて考えるとべつに悪…

681-690

681 黒マリア箱庭美人の十字架に 682 裏切りを孕ます虹の恩寵なり 683 シアワセに呪われし銀一夜です 684 憧れはゆりかご色の廃墟なり 685 俳と詩の魅惑の霊を鳥かごへ 686 淫乱清楚を呼び水に浮く堕落記念日 687 またひとり悪魔婦人が届く朝 688 瓢箪から駒…

山尾悠子フェア

『第4回 ジュンク堂書店文芸担当者が選ぶ この作家を応援します!「山尾悠子さん」』フェア開催!|最新ニュース|国書刊行会 8月1日からジュンク堂で山尾悠子さんのフェアが始まりました。ということらしいですが、昨日最寄りの開催店舗に行ったらまだ始ま…

671-680

671 仰向けに近きあやなしアモローゾ 672 乙女座にDear曇りのち飴と無為 673 交差する月と前夜の後日譚 674 第三接触を不幸で遊ぶお転婆や 675 他者に似る記憶色素が目に染みる 676 夏うつつ妹系の嘘を呼ぶ 677 無垢の子や皿にたおれる死を生きる 678 無限円…

はてなブログで日付を非表示にする

図書館ブログで日付とか関係ないから非表示にできないかなと思って調べたらすぐ出てきた。 はてなブログProから記事の日付の表示を消すことができますか? … - 人力検索はてな .date { display: none; } 管理画面>デザイン>カスタマイズと辿っていって、一…

図書館ごっこ

はてなブログは一つのアカウントで三つまでブログをつくれるようなので、思いつきで図書館をつくりました。気が向いたら随時追加していきます。

しばし休憩を。

なんか疲れてきた。というのも毎日3時4時くらいまで起きてて朝は8時過ぎに家を出るみたいなことを先週一週間やってたから当たり前と言えば当たり前なんだけど、何でそんなことをやっていたかというと運命と一体化するということの実践ですね。視野を極端…

661-670

661 愛に触れ法に触れする真実を 662 移りゆく季節はずれの真実へ 663 ベルリンの羽根が架空に憧れる 664 ねむりから最後の夜が落ちてゆく 665 泡を抱くほどに小さきミルクかな 666 傷口が十字架の逆思い出す 667 恋人は世界最後の夜でした 668 ハピネスとそ…