2012-01-01から1年間の記事一覧

9GOATS BLACK OUT『CALLING』

カリスマボーカルryoを擁する9GOATS BLACK OUTのLAST ALBUM。全11曲。2012年12月19日発売。 2013年2月を持って解散を決めた9GOATS BLACK OUTの最後のアルバム。 「時間の移ろいと終りの形」切なさを伴い、そして光を纏った作品。 割れた電球から溢れる光のジ…

Angelo『RETINA』

Angeloの5thアルバム。全12曲。2012年11月14日発売。元PIERROTの三人にKaryu(元D'espairsRay)とギル(元ヴィドール)のギター二人が加入した現体制になってからは2枚目。 PIERROTは今でも思い出した折に聴いている。その度にいまどうなっているのかなとAng…

Plastic Tree『インク』

Plastic Tree の12thアルバム。2012年12月12日発売。 前作『アンモナイト』からおよそ1年8ヶ月ぶり。前作があまりにも気に入ってしまい毎日聴きながら次のアルバムを待望していたせいで、もっと間があいているような感じがしたのだけど気のせいだった。 1曲…

『ヒトラー〜最期の12日間〜』

『ヒトラー 〜最期の12日間〜』(ヒトラー さいごのじゅうににちかん、原題:Der Untergang、英題:Downfall)は、2004年公開のドイツ、オーストリア、イタリア共同制作による戦争映画。原題はドイツ語で「失脚」「没落」の意。 ヒトラー 〜最期の12日間〜 -…

アイドルは大衆のおもちゃだ『ヘルタースケルター』

映画『ヘルタースケルター』公式サイト 「もとのままのもんは目ん玉と爪と耳とアソコぐらい。あとは全部つくりもん」のトップスターりりこの栄華とその終焉を描く映画。 原作は岡崎京子さんの漫画で、3、4年前くらいに読んで多大なショックを受けた。蝕ま…

ヒーローは何処にでもいる『ダークナイト ライジング』

クリストファー・ノーラン監督による「バットマン ビギンズ」「ダークナイト」に続くシリーズ完結編。「ダークナイト」から8年後を舞台に、ゴッサム・シティを破壊しようとする残虐な殺し屋ベインと戦い、謎に包まれたキャット・ウーマン/セリーナ・カイル…

平和は混乱の後訪れます『ダークナイト』

クリストファー・ノーラン監督&クリスチャン・ベール主演による「バットマン・ビギンズ」の続編。ゴッサム・シティに現れた史上最悪の犯罪者ジョーカー。バットマン=ブルース・ウェインは、協力するゴードン警部補や新任地方検事ハービー・デントらと共に…

人の本性は行動で決まるの『バットマン ビギンズ』

2005年のアメリカ映画。……クリストファー・ノーラン監督による新生バットマンシリーズ『ダークナイト トリロジー』の第1作目。 - バットマン ビギンズ - Wikipedia 両親を目の前で殺された大富豪ブルース・ウェインが、いかにしてバットマンとなり、悪と戦う…

エネルギーの枯渇した人間に有効な道具

双極性障害と診断されたことがある。病院に通ったのは二回か三回だけで、今は通院していない。治ったとは思わなかったけれど諸般の事情で通わなくなってしまった。 双極性障害(そうきょくせいしょうがい、英: bipolar disorder)は、躁状態(躁病エピソード…

風格を身につけよう『私の奴隷になりなさい』

『私の奴隷になりなさい』という映画を観た。 これは累計35万部を超えるというサタミシュウ原作のシリーズ一作目を映像化したもの。原作は文庫になって平積みされてたあたりで読んだことがあった。文庫化されたのが2007年のことらしいので*1、5年ぶり…

なにを好きになったって悪いわけないよ『僕の中のオトコの娘』

僕の中のオトコの娘という映画を観に銀座に行ってきた。 公開初日ということで監督と役者の舞台挨拶があった。なんか得した気分。どうやらこの銀座シネパトスはもうすぐ閉館になってしまうようだ。舞台挨拶の最後に監督が真剣な感じで、そのことについて話し…

ショパンを楽しむためのメモ

残念なことにぼくはクラシック音楽の造詣を持たない。いつだって興味はあったけれど実際に聴くとやっぱり歌声とギターの歪んだ音が恋しくなる。ピアノは音色の綺麗さにおいてすごく優れた楽器だと思っていたのだけど、それでもずっと聴いていると退屈を感じ…

不純物

できるだけ、ぼくの中から出てきたものを遺したいなと考える。 いくら笑ってもぼくらはひとりぽっちで腐爛していく決まりだ。本当は何も残さずに、まるで嘘だったみたいに、そっと消えていきたいと思うのだけど、それはそれで作りものめいた話だ。作りもので…

眠り兎

一週間、眠っていた。生きていることも夢を見ることも忘れていたんだ。でも目が覚めて思うのは、それが夢みたいってことだ。意識がないなんてそんな素敵なこと、あんまりないんじゃないかな。 なぜか睡眠ってウサギっぽいイメージがある。ネコは元気に動き回…

てのひら怪談の復活

てのひら怪談では、800字以内の怪談作品を募集しています。 てのひら怪談(公式ブログ) bk1というネット書店で毎年夏に募集していたのだけど、去年で終了してしまった。ぼくは二年前にこの公募のことを知り、その年と去年と二回だけ参加した。今年も参加す…

存在価値≠利用価値

「役に立つ」とか「居てよかった」とか他人に思われるような人間にはなりたくない。いわゆる市場価値みたいなものとは無縁でいたい。役に立つ人間ほど生きてる必要のない人間もいないし、居て良かったって思われている人は居なくても良かった人だ。価値基準…

リハビリテーション

由芽子さんとピアスの話をした。 会話って難しい。相手に何を聞いていいのかがわからない。自分の何を話したらいいのかがわからない。「思ったことを話せばいいんだよ」って天使がささやくのだけど、「思うことすらできないの」って答えると「それならどうし…

成功です

うっかり寝過ごしてしまったかとあせるくらいぐっすり眠っていました。今回の睡眠はうまくいきました。

小説を読もう

読むのは危険?「気が狂う」と言われる小説7選 - NAVER まとめ 世界最高の小説ベスト100 - NAVER まとめ こういうのを見てしまうと小説が読みたくなります。読みたいと思ったまま忘れていたタイトルもちらほら。

日々思う人

日記を書き続けられる人って、生きている人なんだなあって思った。 ぼくは何度も続けようと思ったけどその度挫折して続けられなかった。生涯書き続ける人だっているのにぼくはできなかった。過去形なのはこれからはそうならないといいなって願うからだ。そう…

おでかけ

図書館に行った。あまり外を出歩かないのでこれくらいしか電車に乗るような外出はないのだけど、人が多くて嫌だなあと思う。それでもどこかしら別世界を覗いてるような感覚で、あまり直接的な嫌悪感はない。だれもぼくの事を認識していないかのような感覚が…

蝶の舞う永遠

「たとえば」 向かい合うぼくらの目線の高さを一対の羽が舞っている。 「この蝶がいつか力尽きることをあなたは確信できるの? こんなに優雅な羽模様なのに地に落ちるなんて本気で信じているの? もし私がこの蝶に『永遠』って名付けたらあなたも少しは永遠…