個人日誌2021/01/06

いやな夢をみておきた。メモを取る気にもなれなかったから内容はぜんぜん覚えていない。たぶん薄いミニワンピを着た露出の高い服を着た寒そうな女を脱がしたら真っ黒な空洞が開いていて、驚いてとびのいたら視界の端から写真が焼けるように焦げて欠けていった後に周囲が暗闇に閉ざされてしまって、上方から刺す微かな光に手を伸ばすけれどもさっきの女が黒焦げになった顔でこっちを覗き込んでいて、その顔もだんだん目も鼻も分からなくなって、ついにはただの黒一色になって、どれだけ声をあげてもすこしの光も射さなくなって、暗闇の中で時折目の前をものすごい音を立てながら現れる鋭利な振り子に怯えていたのだと思うが、これはいま無意識に描かれたものなので具体的にはぜんぜん違っていると思われる。

ミルク風呂の入浴剤を使った。これは先日銭湯にいった時に、同棲している恋人が購入してきたものだ。袋に小分けにされているよくあるタイプの包装だった。なんとなく粉末を想像していたのだけど、封を切って逆さにしたらでろっとしたのが出てきた。ペンキくらいの粘度で、垂らしただけだとぜんぜん混ざらない。ウルトラマンのOPよりも混ざらない。これ大丈夫か?と思ったけど、手でかき混ぜたら意外にすぐ溶けてお湯が白濁した。

開けた瞬間からいい匂いがしていた。ホットミルクを飲むときの安らかな気分を思い出す。匂いは入浴中ずっとあって、それだけでも気分が上がる。お湯の感触もかすかにとろみがあって気持ちいい。肌がスベスベになった気がする。保温効果もあった。上がった後もしばらく身体がぽかぽかしていた。ぼくの感覚では、銭湯でミルク風呂に入った時と同じ効果があった。まさかこんなに再現性があるものだとは思わなかった。お風呂に浸かりながら、毎日これでもいいなと思ったり、でも高いから週一くらいにしておくかなどと考えてしまった。