個人日誌2021/01/27
■夢
かなり眠いなか朦朧とした意識のなかで見た夢を懸命にメモした。それを今日はここに書こうと思っていたのだけど、いま見たら
てつがく
かくせいざい
もとかの
とだけ書かれてあってとても怖かった。内容はもうほとんど覚えていない。言葉にして説明するに足るだけのイマージュは残っていない。
IMAGE*1からPERIOD*2まで順番に聴いた。やっぱりMOTHER*3の完成度が群を抜いて高い。活動休止前の作品はどれもアルバム世界の構築力がすごくて終った途端にため息が出る。
STYLE*4まではアルバムの一曲一曲が共通した核を持っていて、順番も完璧だった。曲が終わって油断していると来て欲しい音が来て次の曲が始まる。ここの感度の高さを維持していたのはLUNA SEA以外に知らない。この点に関してIMAGE→EDEN*5→MOTHERと着々と階段を昇っていった感がある。
STYLEはちょっと特殊で、基本的にはアルバム世界の濃密な空気が立ち込めるこれまでの作品と同様LUNA SEA特有の完成度の高さを感じるんだけど、ボーカルがもうすでに河村隆一っぽくなってきている。というか休止後のLUNA SEAの萌芽がチラ見えしている。これは今まで気づかなかった。
で、問題のSHINE*6。LUNA SEAの息苦しくなるようなダークな濃密さが見事に消え失せている。散々言われているようにただのJ-POPになってしまった。休止前までは曲単位でもアルバム単位でも没頭するような深みがあったのだがそれが全く感じられない。J-POPとして聴いたら曲はいいし、普通にかっこいいとは思うけど、休止前と比較できるようなものにはなっていない。休止前までの説明のつかない凄みが無くなってしまった。
そしてLUNACY*7。LUNACYではSHINEよりずっとよくなっているけど、過去のLUNA SEAとはもはや別物だった。それで分かった。おそらくSTYLE時点でこれまでのLUNA SEAの殻を破るような蠢動が彼らの内面で発生していたのだと思う。それでこれまでのやり方ができなくなってきて活動休止。復活後第一作であるSHINEはそのあたりが吹っ切れて新しいLUNA SEAをやっていこうとする嚆矢だった。2010年のREBOOT以降いままでに続くLUNA SEAがそうやって始まったのだと思う。