2021-01-01から1年間の記事一覧

個人日誌2021/01/13

『瞬間と持続*1』には、バシュラールの1932年の著書『L'intuition de L'instant.』(瞬間の直観)と、1939の論文『Instant poétique et instant métaphysique.』(詩的瞬間と形而上学的瞬間)が収録されている。 この「詩的瞬間と形而上学的瞬間」が、ぼくの…

個人日誌2021/01/12

「傘と包帯」に載せる序文を書いていた。これができないと次をやるイメージがわかない。しばらく「傘と包帯」をやれていなかったのは単にぼくのやる気が出なかったせいだが(結局はやる気次第としか言えない)、ほかにもいくつか考えられることはある。自前…

個人日誌2021/01/11

バシュラール『瞬間と持続』*1を第二章まで読んだ。文章がちょっとわかりづらくて一度ですっと入ってこないこともあるが、語られている内容に関しては満足している。 バシュラールはこの本で「時間とは瞬間である」とするルプネルの思想を、ベルクソンの「持…

個人日誌2021/01/10

前々からついったーで拝見してすごい人だなあと思っていた人たちがいるのだけど、ついさっき、ああこの人たちとは読書量がぜんぜん違うんだと思った。彼らに比べればぼくなんかは子供の遊びみたいなもので、ぜんぜん世界が狭い。単に数読んでればいいわけで…

個人日誌2021/01/09

歯医者に行った。数ヶ月前に虫歯を治療してもらってからずっと通っている。まだいろいろとやることがあるらしい。抜く予定になっている親知らずもまだ歯茎の中に眠ったままだ。 今日は五十代くらいの女性が見てくれた。先の尖った器具で歯をガリガリと削り、…

個人日誌2021/01/08

■ 夢を見た。なんだかいろいろ見たけど最後に見た夢のインパクトが強くて、他の話はあらかた忘れてしまった。覚えてるところだけ書く。 パズルゲームで5×5を一回で消すにはどうすればいいかを考えていた。5個並ぶと消えてしまう。4つ積み上げた状態の塊を4列…

個人日誌2021/01/07

ぼくの世界は偽物だ。普段は忘れていられるが、詩を書こうとすると嫌でも思い出される。からっぽの、何もない空洞を覗き込んでいるような気分になる。本物の世界を創らないといけない。 本物の世界ってなんだよって話なんだけど、要するにぼくが自分で信じら…

個人日誌2021/01/06

いやな夢をみておきた。メモを取る気にもなれなかったから内容はぜんぜん覚えていない。たぶん薄いミニワンピを着た露出の高い服を着た寒そうな女を脱がしたら真っ黒な空洞が開いていて、驚いてとびのいたら視界の端から写真が焼けるように焦げて欠けていっ…

個人日誌2021/01/05

仕事はじめだった。休みの間は読書をして、映画を見て、詩を書いて、ブログを書いて、それでもまだ余裕があった。今日は夜からのスタートだからやっぱり時間がない。とはいえ、今日もひとつ形にできた。 今年は詩を投稿しようと思っている。しばらく投稿はや…

個人日誌2021/01/04

ブレイク詩集 ブレイク詩集*1を読んだ。 ウィリアム・ブレイクについてはいろんな文献で目にしたことがあったので、読む前から勝手なイメージを抱いていた。もう少し詳しくいうと、ニーチェ的な反禁欲主義をソロー的な素朴さで表現した詩人だと思い込んでい…

個人日誌2021/01/03

屋根裏部屋に隠されて暮す兄妹、腹を上にして池の底に横たわる百五十匹のメダカ——脈絡なく繋げられた不気味な挿話から、作家中田と女たちとの危うい日常生活が鮮明に浮かび上る。性の様々な構図と官能の世界を描いて、性の本質を解剖し、深層の孤独を抽出し…

個人日誌2021/01/02

散歩に出たら、足元に鳩の死骸がとつぜん発生した。気づいていなかったがずっとそこに落ちていたのだろう。驚いて一瞬とびのいてから、でも本物かなと思ってちょっと近づいて観察してみた。血はどこにもついていなかった。肢が変にねじれてるとかいうことも…

個人日誌2021/01/01

日記を書き始めようと思います。学校の人はこの事を知らないので、嫌な事とかも全て書くつもりです。 ◆ ◆ ◆ 新年を迎えた。昨年の終わりごろから、書くという行為がぼくにとってなにかしら重要なことに思えてきたので、その一つの形式としてまた日記を書き始…